Monday, March 27, 2006

 

日本の反戦運動に対する関心

 WSF 3日目の26日は、Action Aid Pakistan主催のYouth and Politics: The Role of Students Movement という企画に参加した。パキスタン、インド、ネパール、バングラデシュなどからの参加者がほとんどで、南アジア以外からの参加者は日本人のぼくとヨーロッパから来た若者の2人だけだった。南アジアの言語で話す人が非常に多く、前半はあまり理解できなかったのだが、ヨーロッパの青年が英語で発言した後は、英語での発言が多くなった。

 前半部分は、各国からの参加者が自国での学生による運動の紹介や問題点の指摘などをしていたようなのだが、途中から(誰かの発言を境にだと思うのだが)、イラク反戦運動の話になり、フランスの青年が持っていた写真集がきっかけでぼくも発言することになってしまった。その写真集は世界中の各都市でのデモの様子を見開きに集めたものなのだが、その中に日本の都市が入っていなかったらしく(実際には東京は含まれている気がするのだが)、「なぜ日本では反戦運動が起きないのか?」といった質問をされた。

 今回のWSFに一緒に参加している小倉利丸さんからもらった、3・18WORLD PEACE NOW(WPN) の写真付きの英語の呼びかけ文を持っていたので、スライドに写して、日本でもイラク反戦運動が起こっていることを説明した。各国の都市に比べれば小規模だが、日本の反戦デモの中では特に開戦前後はかなり盛り上がったのだ、ということを簡単に話した。

 日本がイラクに自衛隊を派遣しているということが多くの国で知られている一方で、日本の反戦運動については海外(日本でも)で報道されることはほとんどないようなので、WPNについて簡単にではあるが紹介できたことは良かったと思う。(そんぴゅん)

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