Thursday, March 23, 2006

 

開会式講演者発表

 公式サイトで開会式(opening plenary session)の場所(City Sports Complex, Kashmir Road)と講演者が発表になっています。
 講演者はつぎのような感じのようです。パキスタンからは社会フォーラムにずっと取り組んでいる作家のタリク・アリ。南アフリカの黒人牧師で、アパルトヘイト問題に関わる運動の功績でノーベル平和賞を受賞したデズモント・ツツ。第三世界問題の第一人者となってきたフォーカス・オン・グローバルサウス代表ウォールデン・ベロー。英労働党議員で反戦活動家のジェレミー・コービン。インド系の批評家として活躍するアイジャズ・アーメッド。

 

カラチに到着しました


 無事、マレーシア航空のエアバス320でカラチ空港に到着。ほぼ定刻通り。
 入官では、たいして飛行機も着いていないのにけっこうな時間を取られる。
 そもそも、外国人用の窓口が(「外交官用」と書かれたものを入れても)二つしかなく、観光という部分ではインドに大きく水をあけられていることを感じさせる。

 いきなりの問題は、ホテルに頼んであった迎えが見つからないこと。
 しかたがないので、エアポート・タクシーで市内に向かう。
 無事、一番の繁華街であるサダールのホテルまでたどり着いて350ルピーほど。
 ちょっと高めかも知れないが、まぁ、こんなものである。

 空港から市内まで道がガタガタだの盗賊団が出るだの脅されてきたが、道はかなりよく整備されており、車通りも多い市街地が続いているため、盗賊も出そうにない。
 市内も、少なくともアフリカや南米でよく見られるような、緊迫した雰囲気は感じられない。
 パキスタンは、いろいろと前評判で損をしている国であるような気がする。

 ホテル到着後、送迎が無かったことに文句を言うと、ホテルの親父は無愛想な表情ながら謝罪を述べ、ホテル代のワンランク・ディスカウントを約束した(南アジアで謝罪の言葉を聞くことは決して多くない。ちょっと許す気になる)。
 社会フォーラムに来たことなどを話すと、ホテルにも各国からの参加者が滞在していることを教えてくれる。
 バラバラに行くよりも、朝、タクシーをアレンジしてまとめていく方向を提案するなど、わりと協力的。

 その後、街をすこし歩いて、ホテルのレストランで夕食を取って初日は終了。
 明日はどうも開会式は夕方からで、とりあえずお決まりのデモなどはないらしい(ただ、どこで参加登録をするのかなど、詳細不明なところが困ったものである)。
 大会の規模はいまのところ不明だが、会場図などを見ると、かなりの数の動員を見込んでいるようである。
 ムンバイの時はオープニングが印パ両国でミリオン・ヒットを飛ばす超人気ロックバンド(社会派としても知られる)であるJunoonのライブが聴けたが、明日も彼らの登場があるんじゃないかなど、いまから色々と楽しみである。

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